未就学児におこりやすい病気です。鼻かぜからはじまり鼻をすすることで鼓膜に炎症が起こります。鼓膜が腫れると痛みが強くなり夜泣きや寝つきが悪くなります。耳を気にするようなしぐさがあれば早めに受診してください。
耳掃除は基本的にしなくてもよいとされていますが耳掃除をしすぎることで外耳道の皮膚がただれます。ひどくなると外耳道が腫れて聞こえなくなることもあります。一度ご自身の耳の中を高画質細径電子スコープで確認してみましょう。
自分の声が響いたりこもったりするのは耳管機能の低下を考えます。診断ティンパノグラム検査、聴力検査です。女性の場合は妊娠・更年期などのホルモンバランスの変化に伴い耳閉感が出現することもあります。通気治療や投薬治療を行います。
急に突然耳が聞こえにくくなるのが突発性難聴です。発症より2週間以内に適切な治療を開始すれば改善する可能性も高い病気です。鼓膜の観察と聴力の測定により診断します。ステロイド内服治療を行います。
耳の中で音がすると誰しも不快なものです。耳鳴りは難聴によるものであることもありますので一度聴力を測定しましょう。当院では耳鳴カウンセリング療法を行い耳鳴治療器によるTRT治療も行っています。
赤外線フレンツェル眼振計によりめまい検査を行います。めまいや耳鳴り難聴を繰り返す場合はメニエル病を疑い、投薬治療を行います。頭位変換により誘発されるめまいの場合は良性発作性眩暈症を疑います。頭を動かしリハビリ体操を行いましょう。
中耳炎や外耳炎、難聴など、耳のトラブルは年齢を問わずに起こり得る問題です。 当クリニックでは、これまでさまざまな年代の患者様とその症例を経験した耳鼻科の専門医が診療しております。子供から大人になって、年齢を重ねても、いつでも安心して相談できるクリニックとして、皆様をお待ちしております。
耳に起きる各疾患から、目まいなどの内科的検査・治療が必要な症状まで、幅広く対応しております。補聴器に関するご相談も受け付けております。防音設備の整った検査室を完備しておりますので、耳の疾患においてもっとも基本的といえる聴力検査を、優れた環境下で受けていただけます。
外耳炎
鼓膜より外側の「外耳」で炎症が起こっている状態です。細菌やウィルスの感染を原因とし、痛みを伴います。耳たぶを引っ張ったときに痛みが強くなる特徴的な症状のほか、耳だれ、外耳道の腫れなどを引き起こします。耳垢を除去し、消毒した上で、ステロイド剤の塗布、お薬の処方などを行います。
中耳炎
鼓膜より内側の「内耳」で炎症が起こっている状態です。細菌やウィルスが喉、鼻から中耳へと移動して感染を起こします。耳の痛み、耳が詰まった感じ、発熱などの症状を伴い、小さなお子様はその微妙な違和感をうまく伝えられないため、大人が気付かないうちに悪化してしまうこともあります。頻繁に耳を触る、ずっと機嫌が悪い、食欲がないといったときは特に注意が必要です。初期の場合、抗生剤や痛み止めの内服で症状を軽減します。鼓膜切開により膿を排出させる方法をとることもあります。耳だれがある場合には、細菌検査を行います。
突発性難聴
その名の通り、ある日突然耳が聞こえなくなる病気です。30~60代の方に比較的起こりやすいとされています。疲れやストレスが原因であることが多く、主にステロイド剤の投与で治療を行います。
目まい
赤外線眼振検査により、光が見えない状態での眼球の動きを詳しく調べ、検査結果に応じた治療を行います。目まいは、内科的な検査・治療が必要となることもあります。当クリニックでは、必要に応じて内科と連携して目まいの治療を進めてまいります。
耳鳴り
聴力検査の結果に応じて、カウンセリングを含めた適切な治療を行います。当クリニックでは防音設備の整った検査室で聴力検査を行いますので、より正確な診断・治療が可能です。
耳管狭窄症
炎症により時間粘膜が腫れたり、副鼻腔炎の膿性の鼻汁を原因として時間が狭くなり、耳が塞がれたような感覚に陥ります。また、自分の発する声がこもったように聞こえるのも特徴的な症状です。原因となっている炎症を抑えたり鼻汁を除去したりといった処置のほか、内耳内の圧力を調整する「通気治療」を行って、症状を改善します。
耳掃除指導
正しい耳掃除、また患者様の体質に合った耳掃除の指導をさせていただきます。年齢を問わず、お気軽にご相談ください。
補聴器外来
「補聴器をつくりたいのでしっかりと検査したい」「現在使っている補聴器が合わない気がする」というときは当クリニックにご相談ください。防音設備の整った検査室で、正確な聴力検査を受けていただき、患者様に合った補聴器をご提案できます。